マッチングアプリでお相手とメッセージのやり取りをしていると、いつかは自ずとLINE(ライン)の交換をする流れになるかと思います。
この際、ラインのユーザーネームを本名で登録している場合、そのままにしておくか、それとも別の名前にに変えるか迷うものですよね。
今回は、マッチングアプリのライン交換における本名表記の問題について、詳しく解説します。
マッチングアプリでライン交換。相手が本名でも真面目とはかぎらない

「ラインで本名を名乗っている人って、真面目なんだな」
そのような感想を持つ人もいるかもしれませんが、そうとはかぎらないようです。本名を使用している人は、以下のタイプに分類されます。
- 本名を名乗るのが礼儀だと思っているから(真面目な性格)
- 何も考えていない(ネットの危険性をわかっていない)
- 今まで身内としかやり取りしてない(使う頻度が少ない)
- 偽名(業者の可能性あり)
大抵の場合、仕事や家族との連絡手段としてラインを使っているため、あえて本名を登録しています。
そのなかには、本名をしっかりと名乗らないとお相手に失礼だと感じている人、本名を名乗れば誠実なイメージを持たれると思い、本名を名乗る人という真面目な人もいるのは事実です。
しかし今の時代、ネット上で堂々と本名を名乗っている人、特にマッチングアプリで出会った人の場合「詐欺か勧誘かの被害にあいそう」と、逆に疑いの目をかけられることも……
ですので、マッチングアプリのお相手とのライン交換した場合、お相手が本名フルネームでも真面目とはかぎりません。
どうしてもお相手に本名を知られたくないのであれば、ともだち登録している人があなただと気づける程度の名前に変更しましょう。
マッチングアプリのライン交換で本名を使わない理由

ラインで本名を使わない人は、以下のような理由で本名非公表を選んでいることが多いです。
身バレ対策として
マッチングアプリの利用において、何よりも身バレを警戒している人は少なくありません。会社の人間にマッチングアプリ内で見つかってしまった場合、アプリに記載している内容が普段のキャラと違うとなると恥ずかしいですよね。
普段、真面目な生活を送っている人ほど、身バレすることで恥ずかしい思いをします。「普段はあんなに真面目なのに私生活では遊んでる」「出会いに飢えている」などという噂が広がって、職場で気まずい思いをすることもあるかもしれません。
最悪、会社に居づらくなって退職するパターンもあります。そのような失敗を回避するための身バレ対策として、ライン交換では本名を使わないという選択をしているのです。
仲間内のあだ名を使いたい
ラインは身内との連絡で使っているから、仲間内のあだ名をそのまま使っているという人も多いです。身内から常にあだ名で呼ばれているためそれが当たり前のようになり、ラインでもあだ名で登録したほうが手っ取り早いのでそのようにしています。
そのような人はあだ名が定着しているため本名で呼ばれることが少なく、本名で呼ばれることに違和感があるのかもしれません。
また、ラインは身内とのやり取りでしか使っていないため、マッチングアプリで知り合った人のためにわざわざ本名に登録変更するのが面倒という人もいます。
言えない理由がある
身バレ対策と被りますが、本名を言えない理由があるのもライン交換で本名を明かさない理由の一つです。本名で検索されると、ネット上に公表している会社や家族などの個人情報が出てしまうケースもあります。
いくらお相手に個人情報を隠していても、名前検索によりお相手に会社や家族の情報が知られてしまうと、何かのきっかけで身バレする可能性も決してゼロではありません。そのようなトラブルを回避するためにも、本名を明かさないパターンもあります。
マッチングアプリで本名を伝えてもいいタイミングとは

マッチングアプリのお相手に本名を伝えるのに最適なタイミングをご紹介します。
なお今回ご紹介するタイミングはあくまでも目安ですので、ご自分が教えてもいいと思ったタイミングで明かすといいでしょう。
ラインを交換したとき
マッチングアプリのメッセージでのやり取りを重ねて、お相手とライン交換をしたタイミングで本名を教える人が多いです。
ラインIDも個人情報ですので、ある程度信頼関係を築いた安心できる人ですよね。
その際にこれからの呼び名として、アプリのニックネームではなくお互い本名を伝えあうという流れで行われています。
このタイミングで本名を伝えることで、アプリのニックネームとラインの名前、どちらで呼んだらいいかお相手を悩ませることもないでしょう。
ラインの名前を本名で登録している場合も、同様です。
実際に会ったとき
マッチングアプリで知り合った人との初デートで、本名を教えるのもいいでしょう。
初デートでは会ってみるとイメージが違っていて、本名を教えたことを後悔してしまうこともあるかもしれません。
本名を教えるのは、初デートの別れ際、次回デートの約束をしたタイミングがおすすめです。
交際が始まったとき
お互いの好意を確認し、交際が始まったタイミングで本名を教え合うのもいいでしょう。
交際に発展するということは、アプリやラインでやりとりを重ねただけでなく、何度かデートをして確信が持てたということです。
そうなるとお互いに信頼関係ができている状態ですので、安心して本名を伝えられるでしょう。
マッチングアプリやライン交換で本名を教えるリスクとは

マッチングアプリやラインを本名表記で利用する場合、どのようなリスクが発生するのか、次より説明しましょう。
身バレしやすい
本名バレで起きるリスクとして真っ先に浮かぶのは、身バレする可能性が高まることです。マッチングアプリは出会いの手段として当たり前のように活用されており、カジュアルな出会いを提供してくれるツールとして世間に浸透しています。
健全で明るいイメージのあるマッチングアプリも増えましたが、いまだに「遊びの関係の異性との出会いを求めている」というネガティブなイメージを持っている人もゼロではありません。
身バレしてそれが拡散された場合、マッチングアプリに良いイメージを持っていない層に変な噂を立てられて、好奇の目で見られる恐れがあります。
「あの人、真面目そうな感じなのに裏ではマッチングアプリとかやってる」と、ただの話のネタにされるくらいならともかく、怖いのは身バレしたことによる実生活への悪影響です。
家族や職場の人間に知られて、それが原因で生活・仕事に支障をきたす可能性も決してゼロではありません。「マッチングアプリをやっただけでそんな大げさなことは起こらない」と考えている人もいるでしょうが、万が一のことを考慮して本名使用は避けましょう。
詐欺・勧誘にまきこまれる可能性がある
マッチングアプリやラインで本名を名乗っている人は勧誘目的の可能性があります。「嘘のない本名を名乗り身分を証明している」というアピールをして、安心を得ようという魂胆です。
自分は健全な人間であるとアピールしつつも、怪しいビジネスの勧誘を行う手口は少なくないため、本名を名乗っているお相手にも気をつけないといけません。
また、自分で本名を名乗るとそれがきっかけで個人情報がわかってしまい、その情報を悪用される危険性もあります。
まとめ
マッチングアプリなどネットの世界で本名を名乗る場合、それがきっかけで個人情報の漏洩・身バレなどが発覚するため、危険な行為と自覚することが大事です。下手をすれば公私ともに悪影響を及ぼす可能性もあります。
マッチングアプリのマッチングから連絡先の交換という流れになったとき、本名で利用しているラインでつながるのも、警戒心を持ったほうが無難です。
本名を名乗ることのリスクをしっかりと把握して、快適なマッチングアプリ生活を楽しみましょう。
