マッチングアプリは「恋人をつくりたい」「趣味友を増やしたい」といった目的で広く使われています。しかしそのような人たちに混じって、暇つぶし目的でアプリに登録している人もいるそうです。
暇つぶし目的の人たちは、なぜ他の手段ではなくマッチングアプリで暇をつぶしているのでしょうか?
今回はマッチングアプリで暇つぶしでやる人の心理、暇つぶしユーザーの見分け方を詳しく解説します。
マッチングアプリで暇つぶしをする人の心理

アプリストアには、マッチングアプリのほかにもゲームやSNS、電子書籍など、多数のコンテンツがラインナップしています。
これらを使えば、誰だって暇つぶしに事欠かないはず。
それにもかかわらず、なぜ暇つぶしにマッチングアプリを選んだのでしょうか。
気軽に遊べる相手を見つけたい
暇つぶし目的でマッチングアプリを使っている人は、気軽に遊べる相手を探しています。
たとえば「休日や仕事明けに飲みに行きたいけど、一緒に行く人が見つからない」などの理由で、マッチングアプリで遊び友達・飲み友達を探しているのです。
また、気軽に大人の関係になれる相手を探している場合もあります。
このようなタイプは、その日だけ会ってそれ以降会うことはありません。真面目な交際や関係の継続を希望する人がこの手のタイプと出会ってしまうと、目的が噛み合わずトラブルに発展する可能性もあります。
話し相手がほしい
暇つぶしに話し相手がほしい人も、マッチングアプリを使っています。
会話できるのであれば、マッチングアプリ上のメッセージのやり取り、アプリで使えるビデオ通話機能、アプリ以外のLINEなどの連絡ツールなど、方法は問わないパターンが多いです。
話し相手がほしい人は、ただ暇つぶしに会話を楽しめる相手を探しているだけですので、いくら会話が盛り上がってもデートには発展させることは難しいでしょう。
ごく稀に「じゃあ今度会いましょう」となるパターンもありますが、ほとんどがマッチングアプリ上で関係が終わります。真剣に出会いをを求めている人がこのタイプと知り合うと、拍子抜けしてしまうかもしれません。
承認欲求を満たしたい
真剣な出会いが目的ではなく、ただ承認欲求を満たすためにマッチングアプリをする人もいます。
かまってちゃん体質かつ友人が少ない人はSNSに依存しやすといいますが、なかにはマッチングアプリに依存する人も少なくないようです。
自分の文章や写真などをアップして「いいね」や足跡の数が増えるほどに、その人の承認欲求は満たされます。
こういったタイプは人との関わりが苦手であることが多いため「いいね」や足あとの数にはこだわる反面、リアルで会うのは怖がる傾向があります。
こちらがいくらデートに誘ってもスルーしてくる相手がいたら、このタイプなのかもしれません。
必死さを出したくない
本当は出会いが欲しくてマッチングアプリを使っているのに、必死さを出したらカッコ悪いとおもって「暇つぶしで登録してみました」と嘘をつく人もいるようです。
この手のタイプは、出会いにガツガツしてみっともないと思われたくないという、妙に他人の目を気にしてカッコつけています。
マッチングアプリに登録する人の大半は出会いを求めているはず。そんななか「暇つぶしで登録してみました」という嘘は、かえって悪目立ちしてしまっています。
暇つぶし目的のユーザーの見分け方

「真剣に付き合える恋人がほしい」「趣味友を増やしたい」という目的でマッチングアプリを使っている人が暇つぶしユーザーに会うと、そもそもの目的が合致せずうまくいきません。
目的違いのお相手との無駄な時間を節約するには、暇つぶしユーザーを見分ける必要があります。
この章では、暇つぶし目的のユーザーを見分けるポイントをご紹介します。
プロフィール文が適当・空欄
プロフィールが必要最低限のことしか記入されていない、あるいは記入されていても空白が多いなどの場合、暇つぶしユーザーである可能性が高いです。
プロフィール欄とは、その人がどのような人物であるかを判断するための重要な要素。それを適当に扱っているということは、暇つぶしと判断していいでしょう。
そのほか、このような可能性も考えられます。
- 最初は真剣だったが、面倒になって放置状態
- ネットワークビジネスの勧誘・他サービスへの誘導目的の業者
どういった状態であっても、プロフィールを適当に設定しているユーザーは真剣な出会いを求めていないため避けたほうがいいでしょう。
顔が写っていないプロフィール写真
顔が写っていないプロフィール写真を設定している人は、暇つぶしの可能性が高いです。
写真の良し悪しによってマッチングする確率が大幅に変化すると言われているほど、マッチングアプリにとってプロフ写真は重要な要素なのです。マッチングアプリで真剣に出会いを求めている人のなかには、プロフィール写真撮影のプロにお願いする人も多いといいます。
そのようなプロフ写真をいい加減に扱っている場合、ただの暇つぶしでやっており、真剣に出会いを求めていない人だと判断して間違いないでしょう。
ログイン頻度が高いのに返信がない
暇つぶし目的でマッチングアプリを使っている人の特徴に、ログイン頻度が低さがあります。
ログイン頻度が高いにも関わらず、マッチングをしない・返信をしないタイプもいますが、そのような人は自分の写真や自己紹介文に対して「いいね」や足あとを集めることを目的とした、承認欲求が高いタイプだと思われます。
先述のとおり、承認欲求を満たすためにマッチングアプリをやっているお相手に、いくらアプローチをしても出会いには結びつく可能性は低いかもしれません。
早く会いたがる
とにかく早く会いたがるのも暇つぶしユーザーの特徴です。
マッチングしてまもなく「すぐに会おう!飲みに行こう!」という人は、その一回きりの暇つぶしや大人の関係を希望している可能性があります。
マッチングアプリでは、マッチングから初デートまで平均2週間ほどと言われています。あまりにも早いタイミングで「会いたい」と言われたら、十分に警戒しましょう。
暇つぶし目的が多いマッチングアプリとは?

暇つぶし目的の人が集まりまりやすいマッチングアプリの特徴は、以下のとおりです。
- 無料で利用できる
- 会員数が多い
- マッチングまでのステップが簡単
無料で利用しやすいということは、退会もしやすいということ。そのため、単なる暇つぶし目的でも利用しやすいのです。
また、会員が多いアプリのほうが出会いのチャンスが多く、暇つぶしに付き合ってくれる相手も見つけやすくなります。
そして、位置情報などを利用してすぐ会える機能が搭載されていると、暇な時にすぐご飯を食べに行ったり遊べる相手が見つけやすいでしょう。
これらを総合して、暇つぶし目的のユーザーが集まりやすいアプリは、以下3つと言われています。
ペアーズ
ペアーズは、知名度・実績ともトップクラスのアプリです。そのため、数多いアプリのなかからペアーズを選ぶアプリ初心者も少なくないでしょう。ペアーズの売りは累計会員数2,000万人というユーザーの多さです。暇つぶしでペアーズを利用しているというユーザーも多いといえます。
タップル
ペアーズと並ぶ累計会員数の多さを売りにしているのが、タップルです。ユーザー数の多さに加えて、フリック式でお相手を探せる・すぐに会える相手を見つけられる「おでかけ機能」の搭載などで、即出会いを希望している人が多く利用しているといわれています。
Tinder
Tinderは、スマホのGPS機能の連動・男性でもお相手探しが無料で可能などの特徴があるため、即出会いを希望している若い男女が多く利用しています。じっくりと時間をかけて恋人・友だちを見つけたいという人には不向きといえるでしょう。
暇つぶし目的が少ないマッチングアプリ

暇つぶし目的のユーザーは避けたいという人におすすめのマッチングアプリをご紹介します。
with(ウィズ)
withは、累計会員数1,000万人のマッチングアプリです。※2024年7月時点
真剣に恋人を探している20代前半の女性の登録が多く、会員の年齢層は若めではありますが、時間をかけて関係性を作っているシステムは「安心安全に出会える」と評判です。
withでは「価値観診断」「心理テスト」「好みカード」などの機能によって、価値観や内面をある程度知ったうえでアプローチができるため、真剣な出会いに最適です。
Omiai(オミアイ)
Omiaiは累計会員数1,000万人を突破したマッチングアプリ。※1 2023年2月時点
「将来を見据えたお相手と出会いたい」という方々から根強く支持されています。
Omiaiの会員層は、20代・30代がメインと若めなのも特徴。90%の会員が「結婚を見据えたお相手を探すために登録している」のだそうです。※2 Omiaiユーザーを対象とした自社アンケート (2023年2月実施 回答数:570)
ゼクシィ縁結び
ゼクシィ縁結びの特徴は、婚活目的の利用が多いこと。婚活目的のユーザー同士の出会いですのでマッチングもスピーディーで、会員の約80%※が5ヶ月以内にパートナーを見つけて退会しています。※2023年1月〜2023年12月集計
マッチング方法は条件検索と価値観マッチの2種類。お見合いコンシェルジュによるデート調整代行もあり、時間がない人や忙しい人でも利用しやすいシステムも見逃せません。
まとめ
マッチングアプリは多くのユーザーがさまざまな目的で利用していますが、暇つぶし目的のユーザーは、真剣に恋人や仲間を探しているユーザーにとって、面倒な相手であることは確かです。
暇つぶしユーザーの特徴・見分け方を頭に入れて、効率的なマッチングアプリの使い方をマスターしましょう。
もし現在マッチングアプリで暇をつぶしている方がいらっしゃるのであれば、気軽に暇電できるようなランダムチャットアプリを使うなど別の手段をつかったほうが、手間をかけずに目的を達成できるかもしれません。