マッチングアプリのユーザーのほとんどが、本名ではなく偽名を使っています。
本気で出会いたいのであれば本名を使っても良い気もしますが、なぜ偽名を設定しているのでしょうか。
今回はマッチングアプリで偽名を使う理由、本名を伝えるタイミングやその際の注意点を解説します。
マッチングアプリでは偽名を使うのが当たり前

マッチングアプリでは、ゲームアプリやSNSと同じようにニックネームなど偽名で利用するのが当たり前。本名を設定している人のほうが珍しいくらいです。
しかし、初心者のなかには「実際に会うことが目的であるマッチングアプリなのに、なんでわざわざ違う名前を使うの?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
そこでこの章では、マッチングアプリではなぜ偽名を使う人が多いのか、その理由を説明します。
知人にバレる可能性がある
マッチングアプリで偽名を使うのは、知り合いに見つかること(身バレ)を避けるためです。
今やマッチングアプリをきっかけとした出会いは珍しいことではなく、日常的にさまざまな世代の人が幅広い目的で利用しています。
しかしマッチングアプリを使っていることを周囲に知られてしまうと、さほど親しくもない人から「〇〇さんって○○○みたいな人が好きなの?」「〇〇が趣味なんて……」などと必要以上に関わってこられて、不快な思いもするかもしれません。
偽名を使うことで、トラブルの心配を減らすことができるのです。
ネット検索される可能性がある
マッチングアプリで本名を公表すると、その名前で検索される可能性もあります。
実は、気になったお相手の名前をグーグルやXで検索してみる人は少なくありません。
そんななか、本名で登録すると個人を特定することも難しくありませんし、使っているSNSだけでなく出身校や勤務先、所属部署などの個人情報も知られてしまう恐れもあります。
わざわざ新しい名前を考えるのは面倒に思うかもしれませんが、偽名を使うことでネット検索で個人特定されにくくなる、という利点があるのです。
悪用されてトラブルになるかも
先述のとおり、ユーザーネームはネット検索される可能性もありますが、登録した本名を悪用される可能性も考えられます。
ネット検索によって個人を特定できる情報が入手できた場合、その情報を元にした”なりすまし被害”にあったり、ストーカー行為にあうかもしれません。
「よくある苗字や名前であれば、特定しにくいだろう」とは思わず、マッチングアプリやSNSなど不特定多数の人の目に留まる場所では、本名は公表しないのが無難といえるでしょう。
マッチングアプリで利用する偽名のポイント

マッチングアプリで偽名を使うのであれば、適当な名前にしてはいけません。
登録時に適当に考えたものを設定してしまうと、それが定着して、お相手と初デートとなったときも何も思い入れがない偽名で呼ばれ続けることになってしまうからです。
そうならないように、この章ではマッチングアプリで偽名をつける際のポイントを解説します。
本名をもじったニックネームにする
マッチングアプリで利用する偽名やニックネームは、本名に関連した名前にすることをおすすめします。
普段呼ばれているニックネームを使うのもアリですが、そのような名称がないときは本名をもじった偽名を考えましょう。
本名をもじった偽名であれば、お相手に名前を呼ばれても違和感がありません。またリアルで会った際に本名を伝えても、今後お相手が本名で呼ぶことに違和感なく移行できます。
普段呼ばれているニックネームが個性的な場合、それで個人が特定されて身バレする可能性もあるので注意しましょう。
なるべく「ひらがな」にする
偽名には、できるだけ「ひらがな」を使ってください。
身バレを心配するあまりに、本名とかけ離れた画数の多い漢字をつける人もいるでしょう。
しかし、そのような偽名はお相手に「堅苦しく気難しい人なのかも」という印象を与えてしまいます。
また、見慣れない難読漢字を使ってしまうと「この人、いい歳して難しい言葉を使うのがかっこいいと思ってる?」とネガティブな印象を持たれてしまうかもしれません。
それに対してひらがなであれば、親しみやすく優しいイメージになります。
呼びやすく覚えやすいニックネームにする
先述した「偽名はなるべくひらがなで」と被る内容ですが、呼びやすく覚えやすいニックネームをつけることも大事なポイントです。
呼びやすく覚えやすい偽名であれば、柔らかい印象になりお相手にも良いイメージを与えられる効果があります。
ただし、アルファベット1文字などはシンプルであっても、いかにも「名前考えるの面倒だったから」というイメージになるので、避けたほうがいいでしょう。
マッチングアプリで偽名から本名に切り替えるタイミング

マッチングアプリでお相手とやり取りをしていると、偽名ではなく本名を教える流れになるでしょう。
本名に切り替えるには、どういうタイミングで行うのが最適なのでしょうか。
LINEを交換するとき
偽名から本名に切り替えるには、LINE交換もベストタイミングです。
LINE交換をするのは、アプリのメッセージでやり取りを繰り返した後ですよね。ある程度の信頼関係ができた状態なので、お相手も心を許しています。
人によってはお相手とのやり取りはメッセージのみと決めて、LINE交換に応じてくれないこともあります。
そんななか、アプリ以外の連絡先を教えてくれるということは、こちらを信用してくれている証拠にもなります。お互いに本名を明かしあっても問題ないタイミングといえるでしょう。
初デートのとき
初デートも、偽名から本名に移行するのに最適なタイミングといえます。
マッチングアプリでは、初デートで関係が終わってしまうのはよくある話。「実際に会ってみたら見た目が好みじゃなかった」「フィーリングが合わなかった」という理由で、それで関係終了になることは珍しくありません。
初デートでお相手の見た目や雰囲気を確認して”この人とは関係を継続しても問題ない”と確認できたら、安心して本名を伝えてください。
正式にお付き合いを開始するとき
用心深い人は、何度かデートを繰り返したあと正式にお付き合いするタイミングで本名に移行する流れもあります。
正式に交際する段階になれば、深い信頼関係が築けているはずなので、本名を教えても問題ないでしょう。
マッチングアプリで本名を教えたくない時の断り方

身バレなどトラブルを回避するために、どうしてもお相手に本名を教えたくない場合、どのように断ればいいのでしょうか。
最後に、本名を聞かれたときの断り方をご紹介します。
「もう少し仲良くなってから」と伝える
お相手が本名を聞いてきたら「まだ知り合って間もないからもう少し仲良くなってから」と伝えましょう。そうすればお相手も納得してくれるでしょう。
一度伝えておけば、お相手もこちらの気持ちを考慮して「本名言いたくないんだな」と理解してくれるはずです。
「ニックネームで呼んでほしい」と伝える
ニックネームで呼んで欲しいとこちらの希望を伝えることも、本名を聞かれた際の回避策の一つです。
普段ニックネームで呼ばれていて本名で呼ばれるのに違和感があると伝えれば、お相手もそれに従ってくれるでしょう。
下の名前だけ教える
本名を伝える際、姓名のどちらかだけ教えるという方法もあります。
苗字だけでも本名を教えていることに変わりはないため、お相手も納得してくれるでしょう。
ただし、名前がキラキラネームのように唯一無二かつ特徴的な名前だった場合、ネット検索で簡単にヒットする可能性もあるので注意してください。
しつこかったらブロックする
先に述べた3つの方法を実践しても、それでも本名・フルネームをしつこく聞いてくる人もいます。
こちらが教えたくないという意思を伝えても聞き続ける人は、人の気持ちがわからない自分勝手・無神経な人間である可能性が高いです。
そのような人と交流を続けるとデリカシーな言動・態度でストレスがたまる恐れがあるため、ブロックをして交流をやめたほうが無難といえます。
まとめ
マッチングアプリを初めてやる人のなかには、何も考えずに本名で登録する人もいるかもしれません。本名でアプリを使用するのは身バレ・個人情報の発覚・それによるトラブルの発生という危険性もあるため、偽名を使うことをおすすめします。
かといって、アプリで知り合った人と仲良くなった際、ずっと偽名を使うのは失礼な場合もあるため、いつ本名を伝えるか、そのタイミングを知っておくことも大事です。
偽名を付けるポイント、本名を聞かれた際の断り方などを把握して、快適にマッチングアプリを活用しましょう。