マッチングアプリでマッチング成立した際の初めてのメッセージ交換のとき、あるいは初めてリアルで会うとき、よく聞かれるのが「なんて呼んだらいい?」というセリフです。
この場合、正直に本名を伝えるべきなのでしょうか。今回は、マッチングアプリでよくある風景の「なんて呼んだらいい?」の対処法などについて、詳しく解説します。
マッチングアプリで「なんて呼んだらいい」は基本NG

マッチングアプリで知り合った人に「なんて呼んだらいいですか〜?」と、聞かれた経験がある人も多いことでしょう。実はマッチングアプリでお相手に呼び方を聞くのは失礼にあたります。
向こうから本名はハンドルネーム以外の名称を言い出すならともかく、お相手がそれを求めていないということは、本名を公表するつもりがなく、ハンドルネームで呼んでもらいたいという意思表示です。
このように個人情報を聞き出そうとするのは、お相手に不信感を与えかねないのでやめたほうが無難。
ただし、読めないハンドルネームに遭遇するケースもあります。この場合は「読めないので読み方を教えてください」と正直に伝えれば、お相手も抵抗なく教えてくれるでしょう。その前に検索して読み方を調べることも大事です。
「なんて呼んだらいい」と聞いてくる男性心理

先述のとおり、マッチングアプリでお相手に呼び方を質問するのは、面倒な人との印象を与えてしまうので避けたほうがいいです。
聞かれたほうにすると面倒な質問なのですが、お相手からの「なんて呼んだらいい?」には、おもに3つの意味合いが込められています。
- とりあえずの挨拶代わり
- 本名を知りたい
- 難しい漢字・なじみ薄い英語表記のため、呼び方がわからない
呼び方がわからないならともかく、ハンドルネームがあるにも関わらず、わざわざ「なんて呼んだらいい」と聞いてくる人はどのような心理状態なのでしょうか。
親密になりたい
「なんて呼んだらいい」と言ってくるのは、架空の名前でなく本名を呼び合う親密な関係になりたいという心理が表れているのかもしれません。
身バレ防止などの理由で、マッチングアプリでは知り合ったばかりの人に本名を言いたくないが大半。ですので、お相手に呼び方を聞く行為は、お相手のことを気遣っているようで自分勝手な考えといえます。
あなたの反応をみている
「なんて呼べばいい?」と少し答えづらい質問をして、お相手がどのような反応を見せるか期待しているパターンもあります。
一種の心理的な駆け引きをやっているつもりでおり、お相手の答えに対して「どんな答えをするのか試したんだ」と得意げに語る流れです。
しかし、このような質問をされて嬉しい・面白いと思う人はほとんどいないので、このような人とは早いうちに交流を終了したほうがいいでしょう。
呼び方を決めてもらいたい
お相手は「ハンドルネーム・本名・リアル世界でのニックネームのどれで呼べばいいの?」と悩むタイプなのかもしれません。
そのようなタイプは「本当は〇〇と呼んで欲しいのに××と呼ぶのは失礼かな」と余計なことを気にしてしまいます。
あらかじめ呼び名を指定してもらったほうがいいという心理で、「なんて呼べばいい?」と聞き出すのです。
軽い気持ちで聞いている場合も
特に深い意味もなく、最初のあいさつ程度の軽い気持ちで「なんて呼んだらいい?」と、聞いてくる人もいます。
お相手の呼び名なんてハンドル名・本名のどちらでもいいけれど、とりあえず聞く、という心理です。
こういう心理の人は、聞き方もいたってフランクですのでわかりやすいかと思います。
「なんて呼んだらいい」と聞かれたときの返し方

なんて呼んだらいい?と聞かれて、どう答えていいのか困ってしまう人もいるでしょう。こういった時はどう返事をしたらいいのか、次より説明します。
マッチングアプリのニックネームで呼んでもらう
身バレが心配で本名を伝えたくない人は、シンプルにマッチングアプリのニックネームで呼んでもらうのがいいでしょう。
マッチングアプリ利用者のほとんどは、身バレ・個人情報の不正利用の防止のために本名を公表してません。
「なんて呼べばいい?」と聞かれた際に、アプリのニックネームを呼んでほしいと希望すれば、相手も察してくれるでしょう。
稀に本名をしつこく聞いてくる人もいますが、その場合はデリカシーのない人と判断して交流を終了させてしまったほうがいいかもしれません。
普段呼ばれている名前で呼んでもらう
マッチングアプリを使うにあたって、ニックネーム(ユーザーネーム)は必須。しかし、アプリごとに考えるのも面倒臭くなり、なかには適当につける人もいるでしょう。
適当につけた思い入れのない名前で呼ばれても、自分のことだと認識しづらくピンとこないという人は、日頃から友だちに呼ばれている名前・ニックネームを伝えるのがおすすめです。
もしあだ名で呼ばれることが少ないのであれば、自分の本名を少しアレンジした名前を伝えるといいでしょう。
お相手にも同じ質問をする
マッチングアプリのお相手が「なんて呼んだらいい?」と聞いてきたら、質問返しで同じ質問をぶつけてみましょう。
質問をされた相手の対応によって、ニックネームでと答えたら自分もニックネームを希望するなど、お相手と同じ返答をするのが無難です。
もしお相手が本名を伝える意思がないにも関わらずこちらの本名を聞き出そうとしてきたら、デリカシーやマナーが欠如した人と判断して間違いないでしょう。無理にお付き合いを続けても疲れるだけですので、ここで関係性を絶つことをおすすめします。
「みんな同じこと聞きますね」と返す
「なんて呼んだらいい?」という質問をウザいと感じたら、質問をしてきたお相手に「みんな同じこと聞きますね」と言いましょう。ほとんどの人が「こういう質問はNGなのか」と把握して、それ以降同じ質問してくることはありません。
ただし「みんな同じこと聞きますね」というセリフは「さんざん同じこと言われている→いろんな人とやり取りしている→アプリ慣れしている」という解釈もできます。
アプリ慣れしている人とは交流したくないという人もいるため、それで終わりになる可能性もあるでしょう。
マッチングアプリの相手に本名を教えるタイミングは?

本名を教えるのは、ある程度仲良くなって信頼関係ができてからが良いでしょう。では本名を教える適切なタイミングは具体的にいつなのでしょうか?
ライン交換時
ラインなど、お互いの連絡先の交換ということは、メッセージ交換より1歩進んだ関係になった証。このタイミングで本名を公表しても不自然ではないでしょう。
ラインを本名で使用している場合、交換した際に本名がわかってしまうので、隠したい人は登録名を変えておいたほうがいいかもしれません。
ライン交換については、こちらの記事をぜひ参考になさってください。

初デート
初デートの時はリアルでの対面となるため、この時点で本名を言ってもおかしくありません。
ただし初デートをしてなんとなく相性が悪いと感じたらそこで関係が終了するので、その場合を想定して本名を隠すという選択肢も考えておきましょう。
2回目以降のデート
初デートを済ませても関係が継続する場合、お互いが心を許している証拠なので、このタイミングで言えばさらに信頼関係が深まるでしょう。
交際スタート時
交際がスタートした時点で本名を伝えるというタイミングもあります。マッチングアプリ利用者の目的は、その日だけの飲み友達・大人の関係などさまざまです。しかし、利用者のなかには知り合うきっかけがアプリでも、お互いの相性が合うため交際がスタートする例も少なくありません。
交際が始まった時点で、お互いの信頼関係は深まっているため、用心深い人でも本名を伝えても問題ないといえます。
まとめ
人によっては「なんて呼んだらいい?」という問いかけをウザいと思う人もいるでしょう。この質問が来ることを想定して、あらかじめ対応方法を用意しておくと便利です。
また「なんて呼べばいい?」という質問をする人は、どのような心理でこの質問をするのか、覚えておくと対応がしやすくなります。
マッチングアプリにいる人種のタイプを把握して、ストレスのないアプリ利用をしましょう。